2023年12月16日

近くの森の木で家を建てよう!・・・日本の林業の現状は!?


[朝来市和田山町 竹田城跡]

日本は国土面積の約70%が森林におおわれた世界有数の緑豊かな国です。森林は美しい景観と豊かな生物多様性に加えて豊富な木材資源となります。



いにしえより人々は森の恵みを受けて日本独自の素晴らしい木の文化を築いてきました。



日本は降水量が多いので樹木が育つのに適しており、全国どこでも樹木が育ちます。
また、地理的に見れば、南北に長い急峻な地形なので各地の気候も様々ですから、森林の植生も多様になります。




世界有数の森林国でありながら、国産材の自給率は年々低下して2002年には19%と最低となり、2020年現在はやや持ち直して約37%程度となっています。



木材自給率の低下には、安い外国産材が普及してきた事と、林業に携わる人々の高齢化、後継者難が大きく影響しています。
それには、林業家は樹木を育てて木材を生産しても赤字では経営が成り立たず、やむなく廃業に追い込まれている事が大きな原因となっていました。



最近、高性能の林業機械が広がり始め、明るい兆しが少し見えてきたように思えます。



木材の生産が止まれば維持管理を行われなくなった森林は荒廃し、保水能力の低下によって引き起こされる土砂崩れなどにより自然環境は悪化する、あるいは、炭素吸収量が少ない老木が増えて、森林のCO2吸収量が少なくなっています。




手入れをされない森はもう壊滅的状態です。杉や桧などの人工林は人の手で森を育てて再生していかなければなりません。




近くの森の木で家を建てよう!



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・・・次回は、どこで育った木を使えばよいのか? について書きます。

ほな


  
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2023年12月14日

近くの森の木で家を建てる

豊かな森が
【きれいな空気】と
【おいしい水】を生み

それらが
おいしく安全な食べ物を育み
私たちの【命の源】となります




近くの森の木で家を建てると
地球温暖化を抑えられます

ジツは・・・。
樹木・木の家は炭素の缶詰だから


樹木は【炭素の缶詰】!?





樹木は窒素固定菌などの働きで、大気中から吸収した窒素、二酸化炭素と根から吸い上げた水から、太陽エネルギーと葉緑素による光合成で糖をつくり酸素を放出します。
生成された糖はさまざま化学変化により、樹木を構成するセルロース、グルコースなどに変化し、細胞壁となって樹木の中に貯めこまれていきます。
貯蔵されている炭素は木材の重量の約半分です。

樹木は伐採され木材製品に加工された後も、腐ったり燃えない限り炭素は固定したままです。
腐ったり、燃える時には二酸化炭素を放出しますが、もともと大気中にあったものなので長期的に見ると二酸化炭素は増えません。

それゆえ、樹木は【炭素の貯蔵庫】、木材は【炭素の缶詰】などと呼ばれます。



木造住宅は【都市の森林】!?





木材重量の約半分は炭素です。そして、平均的な木造住宅は25㎥の木材を使うので、4,500Kgもの炭素を貯留してます。
これは、鉄骨プレハブ住宅の4倍の炭素貯留量となります。木造建築物を建てることは、炭素を吸収、貯蔵することになり地球温暖化防止にとても役立ちます。

このように、炭素の貯蔵庫である樹木で住宅を建てれば、森林と同様の貯蔵庫が都市にもできるので、木造住宅は【第二の森林】、【都市の森林】と呼ばれます。


木造建築物だけではなく
身近なところから
木材の利用をもっともっと広げて
低炭素社会を実現し
地球温暖化を防止しましょう!!



・・・次回は木材自給率などの日本の林業の現状について書きます。

ほな  
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